スピリチュアブレス
桜の咲くころに、同じく咲き始める「コブシ」は、この花が咲き始めると田んぼの仕事が始まる季節になることから、「田打桜(タウチザクラ)」とも呼ばれていました。
「コブシ」という名前は、花のつぼみが握りこぶしのようであるとか、あるいは花が咲いたあとの果実が集合果で、それが子供の握りこぶしのようであるとか、いくつかの説があります。
白いモクレンの花にもとてもよく似ている「コブシ」ですが、そのスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
【コブシ】にまつわるスピリチュアルなお話
日本に伝わるお話
かつて日本では、天皇に家臣が珍しいお花を献上するという習慣がありました。これはそれにまつわるお話です。
天武天皇の時代に御宇大彦命(ギョウウオオヒコノミコト)の子孫が、天皇にある花を献上しました。
その花を見た天皇は大変喜び、花の名前をお聞きになったのですが、周囲の者たちはただ「美しい花」の意味である『「揚花」です』としか答えられませんでした。
しかしその花を献上した男は、「これは辛夷(シンイ―コブシの別名)という花でございます」と天皇に告げたのです。
天皇は彼を誉め、その男に辛夷という音を含んだ「阿部志斐連(アベノシイノムラジ)」という名前を与えたのだそうです。
熊本県の伝説
壇ノ浦の戦いで、山奥に逃げた平家の落ち武者が、ある春の朝に目を覚ましたところ、源氏の白旗(平家は赤旗)が周囲の山々を取り囲んでいる様を目にしたのです。
平家の落ち武者たちは、ここまで敵に取り囲まれてはどうにもならないと思い、自ら命を絶ったのでした。
ところがこの白旗だと思っていたものは、山々に咲く「コブシ」の花だったのでした。
【コブシ】が誕生花の日
【コブシ】が誕生花です。
- 1月29日
- 2月9日
- 2月23日
- 2月25日
- 3月8日
- 3月12日
- 3月24日
【コブシ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
「コブシ」は、花のつぼみが握りこぶしのようである、あるいは花が咲いたあとの果実が集合果で、それが子供の握りこぶしのようであるということから、その握りこぶしが幸せをつかみ取ってくれる、縁起のよい木であると風水では考えられています。
浄化運UP
「コブシ」は、鬼門である北東に植えるとよいと言われているお花です。
あまり背が高くならず、日陰であっても育つため、鬼門に植える植物としては最適です。
また白い花が浄化をもたらしてくれるため、鬼門のエネルギーを一掃してくれる効果があります。
花言葉【コブシ】の意味
「コブシ」は中国原産のモクレンによく似ていますが、日本原産の花です。
「コブシ」の花は、よく同じ時期に咲く「ハクモクレン」と間違えられますが、「コブシ」は花びらが6枚で、横に広がるように開花し、ほのかによい香りがします。
「ハクモクレン」は、花びらが9枚で、花びらが開ききらずに咲くという特徴があります。
早春に咲く「コブシ」は、その開花状態から花が多い年、あるいは花が上向きに咲く年は豊作、花が少ないか、下向きに咲いた年は凶作というように、その年の豊作を占うのにも用いられていました。
また花の蕾は漢方薬に用いられ、風邪や鼻炎にも効果があります。
「コブシ」の花は、柑橘系の香りがあり、香水にも用いられているほか、アロマセラピーとして使えば、気分のアップやリラックスにも効果があります。
「コブシ」は通常白色のものが主ですが、シデコブシという種類のものは薄いピンク色をしています。
「コブシ」の花で、花言葉があるのは白色のみです。
「コブシ」の花言葉①
- 友情
- 信頼
「コブシ」の花は、混じりけのない純白です。そこから疑う余地のない、真の友情や信頼という花言葉が生まれました。
親友のお誕生日や、いつも信頼を寄せている上司や部下などにも、花言葉を添えてプレゼントしてみましょう。
「コブシ」の花言葉②
- 歓迎
「コブシ」の蕾が握りこぶしのようと例えられ、開いた花はその握りこぶしが開いて歓迎しているように見えることから、付けられた花言葉です。
「コブシ」の花言葉③
- 愛らしさ
「コブシ」の花の蕾や果実が子供の握りこぶしのようであることから付けられた花言葉です。
「コブシ」の花言葉④
- 豊作
「コブシ」の花の咲き具合で、豊作になるかどうかの吉凶を占っていたことから、この花言葉が用いられています。
「コブシ」の花言葉⑤
- 覚悟
これは「コブシ」の花にまつわる熊本の伝説によるもので、平家の落ち武者が山々に咲く「コブシ」の花を見て、白旗をシンボルとする源氏に取り囲まれたと思い、覚悟を決めて自刃してしまうことから付けられた花言葉です。
花言葉【コブシ】の基本情報
科 属 | モクレン科 モクレン属 |
原産地 | 日本、韓国 |
品種 | 園芸種を含む約1000種 |
開花時期 | 3月~5月 |
英語和名 | ・Magnolia Kobus (マグノリアコブス)・コブシ(辛夷)、田打桜、種蒔き桜 |
まとめ
「コブシ」は、北国では春の神が宿る木として、早春を告げる花として知られています。その花が真っ白であることからその純真さに基づいて付けられた花言葉や、その蕾や果実が子供の握りこぶしに似ていることから、かわいらしさを表す花言葉などが用いられています。
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掲載元:花言葉【コブシ】風水で運気アップ*誕生花とスピリチュアルな伝説について
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