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木に関することわざと聞いて、あなたはいったいいくつ思い浮かびますか。実は、木のことわざは意外にもたくさん存在します。
今回は、そんな木に関することわざを一覧でご紹介。心に響くだけでなく、日常を学ぶ言葉が盛りだくさんですから、最後まで目を通してくださいね。
木のことわざ
木のことわざは、日本に数多く存在します。そんな木のことわざの中でも、日常生活に役立つようなことわざはどれだけあるのでしょうか。次の項目からは、そんな木に関することわざを一覧でご紹介します。
老いの木登り
「老いの木登り」は、老人は年齢に似合わない無理をしないほうが良いことを喩えたことわざです。
老いた体は、若い頃と比べて無理が効きません。この句は、そんな老人の体力を冷やかしたことわざ。戒めというよりも、冷やかしのニュアンスを含んだことわざです。もう歳を取ったのだから、いつまでも自分のことを若いと思うことがないようにしましょうという意味ですね。
悪木盗泉
「悪木盗泉」は、どんなに困窮しても悪事に手を染めないことを喩えたことわざです。
悪木は役に立たない木や、悪臭を漂わせている木を意味し、盗泉は孔子が飲まなかったと言われる泉を指します。悪木盗泉は、悪い木の陰で休んだり悪水を飲んだりすると身が汚れることを意味します。転じて、どんなに困窮したときでも悪事には身をつけないことを意味します。
阿呆の鳥好き貧乏の木好き
「阿呆の鳥好き貧乏の木好き」は、役に立たない趣味に打ち込むことを喩えたことわざです。
趣味はその人の境遇や環境によるという意味ですが、無益な趣味に没頭することを冷やかして言うことわざです。馬鹿にするようなニュアンスを含むことわざですから、人に対しては使わないほうが良いでしょう。ですが、無益な趣味に没頭することを辞めたいと考えている方には良いことわざですね。
粗木に弦をはぐが如し
「粗木に弦をはぐが如し」は、簡単にできることを喩えたことわざです。
粗木は皮を取らない切り立ての木を意味し、弦をはぐことは弓にして弦をかけることを意味します。「粗木に弦をはぐが如し」は、簡単にやすやすとやってのけることを指します。似た言葉に「お茶の子さいさい」があります。余談ですが「お茶の子」は、お茶に添えられた簡単に食べられるお菓子のことなのだとか。
一草一木各一因果
「一草一木各一因果」は、あらゆるものにはその原因と結果があることを喩えたことわざです。
草や木にも原因としての仏性があり、果としての成仏があると言うことを意味します。そこから転じて、わずかなものや取るに足らないようなものであっても、存在するすべてのものには原因と結果があることを喩えたことわざになりました。また、似た言葉に「草木成仏」があります。
争い果てての乳切り木
「争い果てての乳切り木」は、せっかくの時期に遅れてしまうことを喩えたことわざです。
喧嘩が終わってから棒を持ってきても意味がなく、何の役にも立たないことを意味します。そこから転じて、良い機会に遅れることを喩えるようになりました。せっかくのチャンスは逃すことがないように気をつけたほうが良いという戒めの句でもあります。
老い木は曲がらぬ
「老い木は曲がらぬ」は、問題点は若いうちに直さないと手遅れになることを喩えたことわざです。
老木は弾力性に欠けるため、曲げようとすると折れてしまいます。このことわざは、そんな老木を老人の強情さに喩えた句。また、欠点があれば若いうちに直さないと、年老いて手遅れになるということを戒める言葉でもあります。できる限り若いうちに、欠点と向き合っておきたいものですね。
まとめ
調査の結果、木に関することわざは全部で782句も見つけることができました。今回は日常生活のためになりそうな7句を厳選しましたが、もし興味のある方はさらに調べてみるのが良いでしょう。日本の心とも言えることわざを知ることで、何か得られるものがあるかもしれませんよ。
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掲載元:【木のことわざ】一覧(意味つき)|心に響く!日常を学ぶ開運の言葉
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