スピリチュアブレス
中央アメリカのユカタン半島でかつて栄えた「マヤ文明」。マヤ人たちが生み出したその数々の高度で、不思議な文化の中のひとつが、天文学でした。
その緻密な天文学は、1年が365日からなる太陽暦、そして1年が260日からなる宗教暦、そしてこのふたつを組み合わせて、52年で一周するという暦などを使っていました。
ではこのマヤ人たちの独自の天文学から生まれた「マヤ暦」や、それを用いた占い「マヤ暦占い」とは、いったいどのようなものなのでしょうか?
「マヤ暦」とは
古代「マヤ文明」には、実は19種類ものカレンダーがあったとされています。
おおよそ紀元前1000年頃に生まれた「マヤ暦」は、太陽や星、月など宇宙の動きや流れを天文学に取り入れており、「時間は意識やエネルギーで構成されている」と解釈し、なかなか奥の深い内容となっています。
そんな中でもマヤの神官たちが用いていたとされる「マヤ暦」は、『ツォルキン』または、神聖暦と呼ばれ、260日を1周期と考えていました。
そしてこの『ツォルキン』が主に「マヤ暦占い」に用いられているのです。
「マヤ暦」を使った「マヤ暦占い」は、いくつかの表を用いて答えをさぐってゆきます。
「マヤ暦」の考え方によると、それぞれの日には、異なったエネルギーやメッセージが込められているというのです。
また「マヤ暦」の1年の周期は260日ですが、この260という数字は20×13で出てくる数字です。
そして20という数字は、肉体と関係があり、13という数字は月や精神と関係があるとマヤ人たちは解釈しました。
そして1か月が20日間、1年は18か月で、残りの日である5日は厄日になるという考え方なのです。
この考え方が「マヤ暦占い」では、中心となって展開されてゆくのです。
「マヤ暦」を使った金運アップ術
現在の生活にもうまく「マヤ暦」を取り入れて、開運に結び付けられることがあるとすれば、「マヤ暦」で用いられる『13のサイクル』を使うことです。
この波長やリズムを表す13のサイクルのうち、1ははじまり、13は収穫を表しています。
したがってこのサイクルにおける1の日に、新しいことや貯金を始めると実りが多くなります。
そして13の日には、貯金を引き出す日であったり、何かを終わらせたいのであれば、この日に終わらせるのがよいとされています。
ちなみに2024年の後半に関して言えば、9月24日が1、10月6日が13、10月7日が1、11月1日が13、11月2日が1、12月10日が13、12月11日が1、12月23日が13、12月24日が1、2025年1月5日が13となります。
マヤ暦占いで紐解く自分の人生
ではいったい「マヤ暦」を用いた占いからは、どのようなことを知ることができるのでしょうか?
宇宙の流れに従ったこの占いは、心や身体のバランスを整えるとも言われています。
またそれぞれの人が生まれた日には、別々のエネルギーが存在し、そのエネルギーが人生にどのような影響を与えているのかを知ることができるのです。
つまり「マヤ暦占い」を用いると、それぞれの性格はもとより、持って生まれた宿命や本当の自分の姿とは何かを知ることができるのです。
それによってあなたが生まれた日が、あなたが今まで思っていた以上に多くの意味があることを知らされるのです。
「マヤ暦占い」では、まず自分が生まれた日のエネルギーを『KIN』ナンバーという表を使って割り出します。
その次に『太陽の紋章』と呼ばれ、秘められた才能を見つけるための「顕在意識」「潜在意識」、「ウェブスペル」を表す20の紋章、そして13種の『銀河の音』と呼ばれる、能力や役割を表すものをそれぞれ表で見つけ出して、占います。
「マヤ暦占い」を用いることで、自分の持つ長所や人生の意味などを改めて理解できるようになると共に、自分が持つ夢を叶える手助けにもなるのです。
「マヤ暦占い」の『KIN』とは
「マヤ暦占い」で使われる「KIN(キン)」とは、人や日を表す言葉です。つまりあなたが生まれた日の「KIN」ナンバーが、この占いでは大切になってきます。
260ある「KIN」ナンバーのうちのひとつが、この世にあなたが生まれたときに宇宙から授けられた、あなた個人の魂の番号とも言えるでしょう。
そしてどの番号の「KIN」であるかによって、才能や運命なども違ってきます。
ご自分の「KIN」ナンバーは、下記の表1をタップして拡大して見つけてください。
表の見方は、自分の生まれた年が左側にあるのでそれを見つけ、その生まれた年と生まれた月が交わる場所の数字を見つけてください。
見つけた数字に自分の生まれた日を足します。
もしその合計が260を超えたら、出た数字から260を引いてください。その数字があなたの「KIN」ナンバーになります。
例えばあなたの誕生日が1978年12月20日だとすれば、表から256。そして誕生日の20を足すと256+20=276
260を超えているので、276-260=16。あなたの「KIN」ナンバーは16になります。
<表1:KINナンバーの表>
KINナンバーの表
「マヤ暦占い」の『太陽の紋章』とは?
次に「マヤ暦占い」で大切なのが『太陽の紋章』です。
『太陽の紋章』は20種類あり、これはマヤ人が信仰していた20人の神様がそれぞれの領域を司っています。
それぞれの神様は、いろいろなエネルギーと個性を持っており、あなたの性格、特性、今回の人生での宿命を教えてくれるのです。
『太陽の紋章』は、赤い龍、白い風、青い夜、黄色い種、赤い蛇、白い世界の橋渡し、青い手、黄色い星、赤い月、白い犬、青い猿、黄色い人、赤い空歩く人、白い魔法使い、青い鷲、黄色い戦士、赤い地球、白い鏡、青い嵐、黄色い太陽の20種から構成されています。
自分の『太陽の紋章』を調べるには、下記の表2をタップして拡大して見てください。
見方は、上記の1978年12月20日生まれの「KIN」ナンバー16の人の場合、表の16を見てください。あなたの『太陽の紋章』は、『黄色い戦士』になります。
『太陽の紋章』のそれぞれの意味
『太陽の紋章』のそれぞれの簡単な意味を以下に記しておきますので、ご自分の『太陽の紋章』を見つけてチェックしてくださいね。
①赤い龍:エネルギッシュでパワフル。世話好きでお金に縁があるが浪費癖もある。医療関係や介護、トリマー、保育士などが適職。愛とは何かを学ぶために生まれてきている。親切だが見返りを求めてはいけない。
②白い風:繊細でありながら、ストレートな物言い。五感が鋭い。感覚や直感でお金を使う傾向にあり、やや浪費家。芸術関係、芸能関係、カウンセラーが適職。五感に優れ、先を上手に読む。
③青い夜:クールでミステリアスかつロマンチスト。金銭感覚に優れている。税理士、経営コンサルタントなどお金に関する仕事が適職。他人に対して自分の考えを広める使命がある。明確な目的と視野を広く持つとよい。
④黄色い種:聞き上手でインテリ。お金をコツコツ貯めるタイプ。研究職、教師、専門職やマネージャーなどが適職。好奇心旺盛で才能豊かな部分を十分に使いこなすとよい。慎重になり過ぎずにチャレンジすることが大事。
⑤赤い蛇:華やかでパワフル。過去を引きずりがち。お金に執着しすぎるタイプ。運動神経に優れている。アスリート、警察官、裁判官などが適職。情熱を持って目標を達成する人。単独行動が得意であるが、他人と行動をともにするほうがよい。
⑥白い世界の橋渡し:世界を股にかけて活躍する。平和主義。国際的な見分を広めたり、先祖供養にお金を使うと金運アップ。アドバイザ―、看護師、医師などが適職。『死』を見つめることで人生観を学ぶ。
⑦青い手:優しく献身的。20ある『太陽の紋章』の中で最もラッキー。経験するということにお金を使えば金運アップ。画家、ヒーラー、セラピストなどが適職。人助けをして癒すことで、よい波動を人に与えられる人。
⑧黄色い星:最高に美的センスに優れた人。負けず嫌い。やや頑固。自分磨きに金を使うと金運アップ。アパレル関係、芸能人、美術、芸術関係が適職。自分の持つ美意識を大切にするとよい。
⑨赤い月:存在感があり、強い使命感を持っている。直観力に優れる。直感が冴えているときにお金を使うとよい。ヒーラー、クリエイター、海のレジャーに関する仕事が適職。人間関係を大切にすることで人生が変わる。
⑩白い犬:忠誠心や家族・仲間愛に溢れた人。考えるよりも先に行動を取る。忍耐強い。コツコツとお金を貯めるとよい。国家公務員、秘書、マネージャーなどが適職。人に尽くすことで喜びを感じられる。
⑪青い猿:ユニークで天才的。人に合わせるのは不得意。エンターテイナー的素質あり。頑張っていればお金はあとからついてくるタイプ。クリエイティブ系やエンターテイメント系の仕事が適職。精神的に強く才能豊かで、ポジティブな姿勢がよい影響を周囲に与える。
⑫黄色い人:頭の回転が速い。自由が好きでマイペース。才能を使ってお金を稼ぐ力を持っている。エンターテイメント、自由業、自営などが適職。自分にも他人にも厳しいところがあり、道徳心が豊かな人。
⑬赤い空歩く人:冒険好きで、ボランティア精神に富んでいる。浮世離れしたところもある。浪費家ではあるが、自分の才能を伸ばすことにお金を使うとよい。教育者、作家、ボランティア的な団体での仕事が適職。他人のために尽くすことに生きがいを感じる。
⑭白い魔法使い:まじめで努力家。おっとりしているけれど、周囲を魔法にかけるかのように、よいアドバイスを与える。お金に関しては計画的できっちりしている。芸能界、占い師、宗教家などが適職。心を広く持ち、自分の非も認めれば人生が開ける。
⑮青い鷲:冷静で頭の回転が速い。高い集中力の持ち主。先見の明を持つので投資などでお金を増やすことができる。営業職、管理職、人材派遣などが適職。先を見通すことが得意なのでそれを生かすとよい。
⑯黄色い戦士:チャレンジャーで好奇心旺盛。分析して調べるのが好き。過信せずに自分の力を伸ばすことにお金を使うと金運アップ。スポーツ選手、ディベロッパーなど開発する仕事が適職。妥協せずに自分の目標に向けて努力を続ける姿が多くの心を動かす。
⑰赤い地球:縁の下の力持ち。義理人情に厚い。お金に対する偏見や悪い習慣を改めることで金運アップ。プロデューサー、講師、司会者などが適職。情熱を持って人を引き寄せるリーダーとして活躍する。
⑱白い鏡:言行一致を好み、真実を見抜く力を持っている。節約志向が高いが、ある程度お金を使うことで金運アップ。弁護士、国家公務員、裁判官などが適職。常に真実を探求し正しいことを愛する人。
⑲青い嵐:パワフルで変化に強い。人々に影響を与えつつ協力して進む。お金の出入りが激しいので、あるときにはしっかりと貯蓄するとよい。街おこしや、何かを復興させるような業務が適職。人並み以上のバイタリティを使って無から物事を生み出す。
⑳黄色い太陽:誰に対しても平等。太陽のように人々に明るさをもたらす。自分の才能をしっかりと使うことで金運はアップ。芸能人、教師、経営者などが適職。人々を大きく包み込み、安心感を与える存在。
「マヤ暦占い」の『ウェブスペル』とは
「マヤ暦占い」を完成させるには、『KIN』ナンバー、『太陽の紋章』ともうひとつ『ウェブスペル』というものが必要となります。
『太陽の紋章』が顕在意識(自覚している部分)であるのに対し、『ウェブスペル』は潜在意識(無意識の部分)を表しています。
自分では気がついていない無意識の中にある能力を知ることで、これからのあなたの人生に大きなプラスとなるはずです。
それぞれの『ウェブスペル』の出し方は、『KIN』 ナンバーを調べ、自分の番号が該当する項を下記の表3を見て、見つけてください。
『ウェブスペル』の内容は、上記の『太陽の紋章』のそれぞれの意味を参照してください。
<表3:ウェブスペル>
ウェブスペルの表
「マヤ暦占い」の『銀河の音』とは
「マヤ暦占い」のもうひとつの要素である『銀河の音』とは、「マヤ暦」の中で、13日ごとに巡る周期のことです。
「マヤ暦」では、13種類のエネルギーの波があり、毎日ひとつずつ送られているとされています。
そしてこの13のエネルギーである『銀河の音』は、自分がこの世に今回生まれてきた意味や、自分の才能などを示してくれるのです。
自分の『銀河の音』がどれであるかは、最初に調べた『KIN』ナンバーを用い、『太陽の紋章の表』に記されている『銀河の音』のところから探しだしてください。
『KIN』ナンバーが16の人なら、『太陽の紋章』の表の『KIN』ナンバーが16のところの横にある音の欄を見ると「3」となります。
それぞれの『銀河の音』の簡単な解釈を以下に記しておきますので、参考にしてください。
1:統一、意志決定、正直者、プロジェクトリーダー、惹き付ける
2:挑戦、安定、試される、選択、分別、芸術、スポーツ
3:協力関係、成長、繋げる、素直、キューピット、人材紹介
4:定義する、探求、スペシャリスト、職人、安心感
5:行動力、底力、輝き、のんびり屋、中心的存在、スピードが必要な仕事
6:マイペース、組織する、平等、個人事業主、活発、ダイナミック
7:六感、神秘的、情報が集まる、芸術的センス、料理関係
8:母性、調和、安定、世話好き、自然相手の仕事、協力者を得られる
9:熱中、脈動する、広く浅く付き合う、好きなことを仕事にする、好き嫌いがはっきりしている
10:おおらか、基礎作りをする人、裏方、プロデューサー、頼りになる存在
11:解放、初志貫徹、試される、オリジナル性、音楽関係、スポーツ関係
12:修復する、協力、完成、共有、寂しがり屋、カウンセラー、問題解決
13:超越、思わぬ恩恵、宇宙からのギフト、まとめ役、指揮者、議長
まとめ
ミステリアスな文明としても知られている「マヤ文明」が利用していた「マヤ暦」も、彼ら独自のものでした。その「マヤ暦」を使った特殊な「マヤ暦占い」というものが存在し、この占いを用いると、自分自身がこの世に生まれた意味などを知ることができるのです。
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