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サンティアゴ巡礼のシンボルはなぜホタテ貝なのか?詳しく解説!

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スピリチュアブレス 

サンティアゴ巡礼 ホタテ
こんにちは。22歳の現役バックパッカー「ずい」こと豊嶋涼太朗と申します。

現在ぼくはフランス-スペイン間約780kmにわたる「サンティアゴ巡礼」の真っ最中。

ついに巡礼も大詰め。目的地サンティアゴのあるガリシア地方に入り、距離も残り70キロに。明後日にはサンティアゴに到着する見通しです。

さて、今回は「サンティアゴ巡礼」には欠かせないシンボル「ホタテ貝」についてのお話です。どうぞよろしくお願いいたします。



サンティアゴ巡礼のホタテ貝について

「よし、巡礼をやるぞ!」そう意気込んでペレグリーノ(巡礼者)となったあなたにとって、ホタテ貝はもうお友達です。

ホタテ貝は、巡礼のあらゆるシーンで見られます。巡礼はじまりの地、サンジャンドピエポーでもらえるクレデンシャル(巡礼手帳)に。

街中の地図にも、青と黄色のマークで必ず描かれます。

ペレグリーノが、自身が巡礼者であることを示す、証明の役割も果たします。

とにかくペレグリーノにとって、ホタテ貝は切っても切り離せない存在なのです。ホタテ貝は「サンティアゴ巡礼」において、どうしてこれほど重要なシンボルとなっているのか、またその役割とは何なのか。これから解説していきます。



サンティアゴ巡礼のシンボルはなぜホタテ貝になったのか

巡礼のシンボルがホタテ貝となった経緯については、実に数十にわたる説があります。代表的な説をいくつかご紹介します。

①ヤコブの亡骸を乗せた小舟にホタテ貝が付着していたことから

聖ヤコブ(スペイン語名:サンティアゴ)の遺骨が見つかったことに、その起源をもつサンティアゴ巡礼。

かつてヤコブが王に斬首された際、彼の亡骸を乗せた小舟の底には、多くのホタテ貝が付着していたそう。

そのことから、ホタテ貝をヤコブの象徴としてシンボルとしたとする説です。

②多くのペリグリーノがホタテ貝を持ち帰ったことから

巡礼路やアルベルゲ(巡礼宿)の整備された現在とは異なり、かつての巡礼はまさに命がけ。昔のペリグリーノたちは命を賭して巡礼路を歩き、その信心を確かなものとしたのです。

巡礼を終えてサンティアゴに到着したペリグリーノたちは現地でホタテ貝を食べ、その殻を記念として持ち帰ったと言われています。

今で言う「験担ぎ」だったわけですね。

③聖ヤコブがホタテ貝を杖にぶら下げて歩いていたことから

各地にて、キリスト教の教えを説いて回っていた聖ヤコブ。彼の杖には常にホタテ貝がぶら下げられ、彼はその殻で水を汲み、水に含んでいたと言われています。

④ホタテ貝は「再生」「豊穣」といった意味を持つことから

ご存知、ボッティチェリによる名画「ヴィーナスの誕生」では、ホタテ貝から出てくるヴィーナスの姿が描かれています。ぼくもイタリア・ウフィツィ美術館で実際に鑑賞させていただきました。

ボッティチェリの絵画にも通じるように、ホタテ貝には「再生」「豊穣」という意味があるそうです。

巡礼とは、いわば現在までの自分を見つめ直し、自分を「再生」させる行為であるわけです。そうした観点から、その意味を持つホタテ貝がシンボルとなったという一節です。

以上、4つの説について解説させて頂きましたが、ほかにも「ペリグリーノがホタテ貝を食器がわりに使っていた」ことからシンボルであると唱える説もありました。

真相のほどは分からずじまいですが、これだけの説があることからも、ホタテ貝が「サンティアゴ巡礼」にとって重要な意味合いを持つことは、お分りいただけたかと思います。

サンティアゴ巡礼のホタテ貝の向き

さて、巡礼において重要な意味を持つホタテ貝ですが、その描き方は大きく分けて2通り。

①比較的自然な描かれ方といえる、貝の口を上側、または下側にする描き方

②貝の口を右側にする描き方

①は写真のような街中の道路などで、②は巡礼路中の標識や街中の地図に多く見られます。8割は②のパターンです。

今となっては違和感はないのですが、はじめのうちは、②の描かれ方に違和感を持たれるかもしれません。

こちらも起源と同様、真偽のほどは分かりません。一説にあるのは、サンティアゴが西側にあることから「サンティアゴと、そこに続く様々な巡礼路」を、ホタテ貝の構造と重ね合わせているのではないかということ。

または「左から右」という流れのほうが、人間の認識にとって自然である。そうしたデザイン的な観点もあるようです。

一応、ホタテ貝の口が左側に書かれた標識も散見されます。(巡礼序盤に多いのでぜひ探してみてください)しかしながらやはり、右側に口があるほうが自然な印象を受けますね。

ホタテ貝が目印になる


巡礼のシンボルとして重要な意味合いを持つホタテ貝ですが、巡礼中においても、その役割はとても重要です。

というのも、ペリグリーノはホタテ貝の描かれた標識を目印に、巡礼路を歩くことになるからです。

とりわけぼくのように、ガイドブックを持っていないペリグリーノにとってはまさに「命綱」です。以前一度、巡礼路を間違えたことがあり、その時はなんとか、次の街までの線路を頼りに巡礼路まで戻りました…。笑

ガリシア地方に入ってからは、サンティアゴまでの残り距離も一緒に教えてくれています。画像は明け方で分かりにくいですが、残り100キロ地点の記念すべき標識です。見かけるたびに「あと少し!」と奮起させられています。

ペリグリーノにとっては、ホタテ貝は昔も今も、サンティアゴまでの道のりを示す、「道しるべ」とであるというわけですね。

まとめ


いかがでしたでしょうか。今回は「サンティアゴ巡礼」に欠かせないホタテ貝について、シンボルとなった起源やその役割について、解説させていただきました。

こうしたちょっとした知識を仕入れておくだけで「サンティアゴ巡礼」の道のりはもっと楽しくなります。ぜひ、参考にしてくださいね。

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