さとうみつろう
小学生のサッカーチーム(有料版)が家の近くの公園で練習していて、「どうでもいいから、やれよ!」って6才くらいの子がチームメートに叫んでた。この表現や言い回しは、当然だけど親から受け継いでいる。だって、6才の子が、「どうでも」という単語の後に、「いいから」を付けよう!って考えて、そうだ、ついでに「やれよ!」って言おう!で、完成させた「どうでもいいから、やれよ!」ではない。最初から最後まで「1つのセット」として「覚えたセリフ」を、いま、とっさに叫んでいる。他者がなかなか動かないでイライラするという状況では、「どうでもいいから、やれよ!」って叫ぶんだよ、というのを、親を参考に取得している。1回では覚えられないはずだから、最低でもこれまでに10回以上は、親がその子に「どうでもいいから、やれよ!」と叫んだことになる。 1年生くらいの子が可愛らしく叫び、「誰に習ったのそんな言葉?」状態で、母親は恥ずかしそうにしているが、(親がソレを10回以上叫んだから子が真似してる)それを見ていた44歳のおっさんも、よーく考えたら、俺が使ってる言葉も、そのほとんどが親が「言いまわした」言葉だろうなーと思った。自分で開発した単語なんて「わらわー」くらいしか無いので、この口から出ている言葉や、言い回しは、母親の「言い回し」がそのまま出ているはずである。で、その母親がどうして覚えたのかは、おばあちゃんからだろうし、おばあちゃんも、ひいおばあちゃんからとなると、「言葉の遺伝」というか、タンパク質のか続きをみる
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掲載元:言葉の遺伝子
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