さとうみつろう
日本に帰ってきました。台湾は本当に素晴らしい国でした。まず、日本人が好きです。それは50年間「統治」していた時代に、道路も作り、教育も施し、「植民地」とは呼べない厚遇であたった先輩たちのお陰です。僕らの国は戦後GHQを中心に、漢字を変えられましたが、台湾には「氣」や「體(からだ)」などの、骨抜きにされる前の旧漢字がしっかり残っています。また、台湾人はとても穏やかで、誰も怒ってなくて、みんな「道を譲る」し、割り込みもしないし、日本人よりも、日本人らしい気がしました。日本の文化が、向こうに保管されているのです。「日本人が、日本人の心を忘れた時に、また手渡せるように」きっと僕たち日本人が来て「再インストール」するのを待ってくれています。あの国には、「日本国の魂」のバックアップが残っているのです。ただ、その時間は少ないと感じました。戦後に、日本語教育を受けたおじいちゃんやおばあちゃんは、もう80を超えています。彼女たちが亡くなったら、せめて「子供」の代くらいまでは「日本人のお陰で」という口伝や、そして「日本の文化の継承」がされるでしょうが「孫」までは伝わらないと思います。帰りに空港で食事をする時、割り込まれました。台湾では1度もそんな人は見たことなかったのですが、パスポートを見たら中国人。 空港は「中国人の比率」が濃ゆくなっているので、他にも嫌な感じの人が多かった。そういう意味でも、中国に飲み込まれてしまう前の、日本文化がしっかり残っている今のうちに、ぜひ行ってみ続きをみる
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掲載元:日本人の魂が、バックアップされている土地
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