旅するスピリチュアル・カウンセラー竹内ミカ
前回のブログでは、一人で頑張ろうとする人に向けて書きました。
今日は、その逆で、自分でやってみようというお話をしましょう。
ひとり起業は、すべての業務を兼務してスタートすることが多いですね。
最初から自分がやることと、誰かに任せることを区別してスタートできるようなケースは稀で、まずは一通り自分で全部やってみる(というか、やるしかない)という形が多いでしょう。
私はセラピスト活動を開始してほどなく、待っていてもクライアントが来ないという事実に気づき、ウェブショップ開設に向けて舵を切りました。
(風対策でこのファッション)
ちょうど同時期に、ウェブショップで大発展した京都の企業の社長の講演を聴く機会があり、「最初の一年はぜんぶ自分でやるつもりで」 という言葉を耳にしました。
この社長が、なんというか…普通のおじさんだったのです。(笑)
あの社長にできるなら、きっと私にもできるという謎の勇気を得ました。
ショップ初年度は、運送会社の送り状も、納品書も、とにかく自分ですべて手書き。とにかく一年は、仕事の流れを把握するためにやろうと決めて、続けました。
この地道な下積み期間のおかげで、お客様のお名前と住所が頭に入りましたし、なんとかもっと作業を簡略化できないかと常に考えることができました。
つまり初年度は、一年という期間の全体の流れを身体で覚えていく期間としたのです。車で言うなら若葉マークですね。
さて、2年目に入ると、いつの間にか作業スピードも上がり、心のゆとりが出てきました。
思い切って作業部分を家族に任せることで、新しいことを考える時間と心の余裕が生み出せました。
全体を経験して知っているから、どこは任せて、どこは任せられないという判断ができます。
できないことは誰かに依頼する、頭を下げる、教えを乞う。
代わりに誰もやってくれないなら、自分がやるしかありません。
せっかく自分が始めると決めた仕事。まずは広範囲に自分でチャレンジしてみましょう。
また、信頼できる人に相談することで、自分では思いつかなかったアイデアを得ることもできるでしょう。
こうして、おひとり様ビジネスを通じて、自分でやることはこなし、誰かに頼ることは頼りながら、全体的なスキルが高まっていきます。
実はこれ、とてもスピリチュアルな成長でもあるのです。
なぜなら、スピリチュアルとは、より全体性が調和した状態に向かうことだから。(詳しくはまた別の機会に)
商品の写真をプロに依頼するのもひとつですが、まずは自分で撮影し、上達するよう学んでみましょう。
文章も、プロに依頼するのもひとつですが、自分が販売していくものだからこそ、思いを込めて書いてみましょう。
完成形の素晴らしさを目指すより、当事者だからこそ込めることができるエネルギーをもっと尊重しましょう。
大事なのは、クールな完璧さより、人柄や商品への思いが伝わることです。
欲張りな私は、人柄や思いという暖かさを伝えながら、伝え方・見せ方をカッコよく上質に伸ばしていきたいと思って常に取り組んでいます。
なんでも人に頼めばいいやと思っている方は、少し意識を変えて、苦手と感じることにもチャレンジしてみませんか?
自分ではじめた仕事、自分がいちばん本気で取り組んで、苦労や成長を楽しんでいきましょう。
味わうぞ!という覚悟が売上と直結していきます。
スピリチュアルな観点で言うなら、仕事を上手く行かせるという覚悟は、クライアントの人生をより良くするお手伝いをするという覚悟とイコールです。
ぜひご自身の仕事と人生観に於いて、何を果たして何を楽しむかということを考えてみてくださいね。
考え抜いて心に決めた質量が自分の責任の範疇を広げてくれ、体験することの幅と深さを生み出してくれますから。
さて、しばらくぶりでしたが、今月はオンライン瞑想会を開催します。水曜の夜と、土曜の午前でご用意しました。
詳しくはこちらのページをご覧くださいね。
それでは、素敵な一日を。
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掲載元:駆け出し期は、まずは一通り自分で取り組んでみよう
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