旅するスピリチュアル・カウンセラー竹内ミカ
ある日のセッションで、「事なかれ主義」 というテーマを扱ったことがありました。
彼女の目の前で二人の人物が対立を始め、彼女は聞こえないフリをして関わらないようにした…という出来事でした。
目の前で起きている出来事に対して、自分は無関係だと決めてしまったのですね。
もしも関わったら、面倒なことになると思ったそうです。
実は、ここが彼女の乗り越えポイントなのです。
いつも関わらないようにするのなら、あえて関わってみることで、大きなブレイクスルーを起こすことができます。
物事は「自分は関係ない」 と思った時点で、ハンドルから手を離した状態となり、働きかけることができなくなります。
この方は、目の前で対立している二人の人の間に入り、調和へと力を注ぐことも十分に出来る可能性がありました。
その対立へ、自身も入って関わることで、成長を体験できるチャンスに変えることもできたのです。(が、取り組まなかった。)
事なかれ主義に近いパターンとしては、嵐が過ぎ去るまでじっと体をすくめて待つこととか、聞こえないフリをしてやりすごす…という方法を取る方もいます。
自分より強い相手や、面倒だと感じる事象に対して、条件反射的に取ってしまう行動があるならば、一度、しっかりと見つめてみましょう。
関わらないことで何を得ているかを見つける
何から自分を守っているつもりなのかな。
何のメリットを受け取っているのかな。
ここまでを確認するのが、まず第1ステップです。
自分が創っている世界であることを完全に認める
クライアントの相談を受けるとき、もちろんセラピストが強引に相手を変えることはできません。
だけど、その話を耳にするということは、セラピストの中にも同じ波動があるからだということをスルーしないで受け止めてみましょう。
クライアントの問題だから、その人が解くしかない。
それは真実です。
その出来事を見聞きするセラピスト自身にも同じ波長があったということをスルーすると、自分の変化という波を掴み損ねるだけでなく、クライアントが変容の波に乗るチャンスも生まれてきません。
他人事のままにするのか、自分に気付くサインと捉えるのかで、うんとセッションの運びが違ってくるわけです。
セラピストが仕事を進めていく上で、
①自分の人生において事なかれ主義をしないこと
②起きている出来事は自分の思い次第であるということ。
この2点を意識していきましょう。
自分の人生に起きていることについて、すべてが 「自分」 だと認めていくほどに、人生は自らの意思で動かせる範疇が増えていき、好転していきます。
これは、自分のせいだと責めるという話ではないのでご注意を。
技術の力だけで相手を癒すことはできません。
自分の人生をスピリチュアルに解決し続ける力こそが、クライアントが自ら変容しようと目覚めることにつながります。
セラピストという仕事は、どこまでも自分に出会いつづけていくことができる、一番の職業なのではないかと私は思うのです。
だから、醍醐味を体験するまで諦めずにチャレンジし続けて欲しいと願っています。
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掲載元:「事なかれ主義」を手放して事象へ飛び込んでみること
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