旅するスピリチュアル・カウンセラー竹内ミカ
カウンセラーとして人の相談に乗ることをしてきて、人は悩める生き物なのではないかと思うことが多々あります。
お金をたくさん持っていても、無くなることが心配な人。
とても愛されているのに、愛の終焉を怖れる人。
今とても健康なのに、将来の病気ばかり想像する人。
そうした心配や怖れから学びや新しい行動に移せることもあるので、すべての心配が悪いとは、私は考えていません。
今日は、お金が足りなくなる不安で押しつぶされそう…というご相談について書いてみますね。
心が健康でない時、「なぜ足りないのか」「なぜこんなに苦しいのか」とグルグル考えてしまいがちです。
人は、疲れや緊張、ストレスなどによって、視野が狭くなることがあります。
実際にお金がゼロではないのに、ぜんぜん足りないと思い込んだり、あることも忘れてナイナイと恐怖したりします。
セッションで実際にあったやりとりを含めて、自分でできるカウンセリングをご紹介します。
怒っている分が足りなくなる金額
理想と現実のギャップには、未解決の感情があります。
特に、お金については、怒り&恨みの思いが連動していることが多いのです。
あるクライアントのケースです。
やりたいことが増えるばかりで、お金がないからできない…とのことでした。
そのリストをひとつずつ金額とともにお聞きしていくと、合計で100万円になりました。
「この100万円という数字に覚えはないですか?」と尋ねると、驚きの答えが返ってきました。
「父から借りて、返していない金額です…!」
そうなのです。
借りたのに返していない…という罪悪感が、心をギューっと緊張させ、返せない自分に怒っていると同時に、罪悪感にも苛まれていました。
怒ることをやめて、ゆるす
返せていないことで怒りと罪悪感が生まれているわけなので、まず、小さな額でも返すことを提案しました。
たとえ5千円でも、千円でもいいので、返すという誠意を行動でもって示すことが大事だとお伝えしたのです。
封筒に5千円を入れ、「少なくてごめんなさい。これからコツコツ返します」とお父様に手渡したところ、
「もともとあげるつもりだったから、返さなくていいよ」
と言われたとのこと。
これまで抱えてきた罪悪感が一気に溶けていきました。
私たちの頭の中をいちばん占めていることが、実際に現実化されていきます。
このクライアントは「お金を返せていない私はダメ人間だ」と四六時中、自分を責めていました。
返さなくてよいと言われたことで、一気に心が広がり、呼吸が深くできるようになりました。
そうすると、仕事も好転しはじめ、家族の関係性も劇的によくなりました。
封筒に入れて、少しお金を返すという行動を起こしたことで、滞っていたエネルギーが動き、流れ始めたのです。
今日は、原因追及ばかりしている人が、セルフカウンセリングできるように書いてみました。
実際に同じようなご相談をこれまでに多く受けてきました。セッションの直後に心とお金が動いたというご報告もたくさんあります。
何かを動かせばいいとは分かっても、何からしていいか分からないという時は、まずは金額を減らすということに取り組んでみてください。
スモールステップが、山を動かします。
知りたいこと、解決したいことがあれば、お聞かせくださいね。ブログでお答えしていきます。
悩みや問題は、自分が創りだしています。
だからこそ、自分で変えていくことができるのです。
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掲載元:お金が足りなくなる不安で押しつぶされそう…というご相談に
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