旅するスピリチュアル・カウンセラー竹内ミカ
二十歳代、父から成功哲学を色々を叩き込まれていました。
ナポレオン・ヒルのカセット(!)教材セットや、ファストトラック(←知ってる?)、祖父からは英語速習の教材。
車の運転が好きだったので、わざと遠回りしながら帰宅する間、カセットを聞き流して過ごしました。
潜在能力の開花に、猛烈に興味があったのです。
ある時、名著「地上最強の商人」を渡されました。
当時としては驚きの1万円の本です。
アラブの知恵が書かれた巻物という設定で話が進んでいくのですが、朝・昼は黙読をし、夜寝る前には音読をするというルールです。つまり1日3回読みます。
これを1巻を1か月目に。2巻を2か月目に…と、時間をかけて習慣化させながら進めるのです。
父は、私がひと月ずつ取り組めるよう、第1巻だけをコピーして渡してくれました。(祖父も父も、こういう作業にマメだったのです)
若き私は、1か月繰り返さないと次へ進めないという意味が分からず、社長室にあった本を一気に最後まで読み切りました(笑)
ため息をついて父はこう言いました。
「おまえはまだ若いから仕方ないが、やり続けることができない者は成功しない」
悔しかったですね。だけど、早ければいいわけではないのだと、その時に思いました。
さらに7年ぐらい前のこと、似たような主旨の本がクライアントを通じてやってきました。
今度は中国の大富豪の教えでした。
本が分厚かったので、章ごとに小冊子みたいにして、持ち歩いて読み込みました。
音読のほうが良いと思ったので、すべて録音しました。
出張が多かったので、音声ファイルを聴きながら読書を習慣にしました。
どうせなら音声をシェアしようと、繋がりが深い皆さんへ音声ファイルを共有しました。
その本をくれたクライアントが驚いて「実は、先生は音読するのが一番効果があると指導されているんですよ」と連絡をくれました。
本をバラバラにするのは勿体ないと思うかもしれませんが、内容を習得して自分のものにすることが大事です。
それぐらい私は「活かす」ところに重きを置いています。
この本の学びからの顛末は意外な結果になるのですが、それはまたいつかの機会に。
修行の第一歩は、決めたことをやり遂げることです。
ところがコツコツと取り組むことができる人は少ないです。
なぜ続けられないのか?と言うと、「なんのために」が小さいか、ヴィジョンがないからなのです。
日本人は真面目な人が多く、一所懸命に勉強します。
勉強は大事。だけど、実践して生きた知恵を得ていくことは、何倍も大事だと私は考えています。
私たちは学び、知識を得ます。
誰かのために、あるいは自分のために知識を活用していくことで、知識に体験が加わり、生きた知恵に変わります。
生きた知恵は自分の経験が織り込まれた自分のオリジナルです。だからこそ、誰かを癒し勇気づけることができます。
早く学ぶのではなく、経験して自分の血肉となった知恵を積み上げていきましょう。そのためには、短い時間でもいいから毎日触れることです。
弱気になる時があっても、大いなる到達点を覚えていると、立ち上がることができます。
山は、人が目指す到達点を無意識レベルで思い起こさせる力を持っています。
その意味もあって、私のブログや発信には富士山の写真を多く使っています。
富士山は、無意識に「もっと上を目指そう」と思い起こさせる力があるのです。
連続講座を受講いただいている方からのお便りです。
じっくり取り組むことで得る深い気づきは、速習して得る多くの知識に勝ると私は考えています。
成長の道は終わることがありません。
どうせ続いていくのなら、無駄に知識を多く詰め込むのではなく、無駄弾を減らし、時間を効率的に使って、着実に知恵を増やしていきましょう。
すべては「どう生きたいか」を知っているかどうか、です。
人は親元から巣立ち、自分の道を歩んでいきます。
誰かの歩んだ道は、その人の道です。
自分の道は、自分で見つけていきます。
道がないように思う時は、ビジョンを頼りに道を切り開いていきます。振り返れば道が出来ています。
宇宙とリズムを合わせ、内なる声に従っていくことで、たとえ道がないように見えても、目の前に取り組むべきことが現れます。
だからこそ、自身の内なる(ハイアーセルフ)声をキャッチする力を磨いていきましょう。
さて、14年目となるのは、毎年11月にお届けしている弥彦の地からの遠隔セッションです。
私のセッションの中で、神様から直接、メッセージを受け取るのはこちらだけです。備考欄に質問をお書きくださいね。
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掲載元:ゆっくりと着実に成長を手にしていくのが、結局いちばん近道になる
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