旅するスピリチュアル・カウンセラー竹内ミカ
数日前のセラピスト向けのブログ記事で、強みということを書きましたが、今日はそれをひっくり返します。(笑)
私は「そうかもしれないし、違うかもしれない」と言う風に多方向から考えていくのが好きなのです。
さて、他者に発掘してもらう強みって、
「それってあなたの感想ですよね」( by ひろゆき)
…の極致なのではと私は思っています。
なのにコンサルタントに言われた強みを真に受けて、間違ったマーケティングをずんずん押し進めている人、多いです。
大事なことはコンサルタントの声ではなくて、あなたのクライアントの言葉の中にあります。
それをしっかり受け取りましょう。
よくSNSで「私のいいところを教えてください」みたいな投稿を見ますが、そうやってコメントを集めても、
「それってあなたの感想ですよね」( 2回目)
ですよね。お客様と直接お話しして、そこで生まれる会話にもっと注意深くなりましょう。
なんでも器用にこなす人に見られることが多いからといって、「なんでもできるブランディング」をしたら、自分が苦しくなりますよね。
こんな風に、お客様に期待されることが自分のストレスにならないようにデザインしていくのが大事です。
せっかく始めた自分の仕事です。
大好きが続けられる形を模索していきましょう。
では、強みの考え方をお話しします。
私の強みはこれですと探さない
セラピスト向けコンサルティングをしていると、強みとコンセプトを混同していることも多いように感じます。
セラピストが思う強みと、クライアントが実感する結果や効果は必ずしも同じとは限りません。
たとえばエステで「あなたの足を細くします」とアピールしても、それは仕事の技能であって、強みではないんですね。
同じようなことですが、たとえばカウンセラーで、これまで学んできたことをズラ―ッと羅列する人がいます。
これ、男性脳の方に多いのだけど、目の前にズラ―ッと武器を並べているような状態です。(笑)
カウンセラーがどんな学びを経験してきたかと、クライアントに効果が出るかは必ずしも連動していません。
クライアントは、その人が学んできた修了証を見て申し込むというよりは、
・自分と似たようなケースが改善したか
・カウンセラーの人柄が自分に合いそうか
といったところが気になる点ではないかな。
修了証ズラ―ッとか、取得した資格ズラ―ッというのは、クライアントにとっては「よく分からない」のです。
それよりも、カウンセリングは一対一かつ一期一会の時間です。武器や資格ではなく、カウンセラー自身がひとりの人間として向き合っていくことが仕事です。
心を込めて出したお茶で癒しが起きることだってあります。
お迎えするために活けたお花がお客様を和ませることもあります。
実は提供する技能と、お客様に響くところは必ずしも同じではないということです。
他人と比べて自分の不足ばかり探さない
私の強みはこれです!と断言している人を見ると、心がざわつくかもしれませんが、その人とあなたは違います。
生きてきた道のりも環境も何もかも違う人と比べることは出来ませんし、比較になっていません。
「人は人、自分は自分」と自分に言ってあげましょう。
「え?そんなこと?」と思う中にヒントがある
「会うと癒されます」などはお客様が言われる代表的な感想でしょう。
それは強みなの?と思って受け流していると思いますが、実はそのご感想も大切なお客様の声です。
褒められたことや、お客様から出た言葉を大切に受け取って、ノートに書いておきましょう。
これが、後に自分を支えるエネルギー源になりますよ。
ちなみに、私はセラピスト2年目の時、メルマガで
「サクラミカって〇〇だよね」
の、○○に入る言葉を募集しました。(←やってたんかい)
ダントツに多かったのは、「キラキラだよね」でした。
これは当時の私を多いに悩ませました。
自分では、見えない世界を分りやすく伝える人のつもりでいたのに、コメントは抽象的だったからです。
まずキラキラしているつもりもないし、そもそも、その言葉自体がよく分からなかったですね。
そこで、言葉にとらわれずに意味を考えていきました。
イキイキしているとか、楽しそうという意味ではないか?と考えが行きついたときに、自分の中で少し納得できました。
だけど、イキイキしている&楽しそうという状態は、強みでも個性でもないわけです。
そこで、さらに深くその先を考えていくと、
・自分もイキイキ生きたいな
・楽しく過ごしたいな
という希望を見出しておられるのではと思いました。
コメントくれた方それぞれに考えは違ったとは思いますが、イキイキ楽しそうにしていればまず間違いなさそうと感じたのです。
そうしてアバウトながらもコンセプト的なものを心に秘めて発信していくうち、セッション後のご感想の中に、
ミカさんと話していると、難しいと思っていたことが簡単に思えてくる
という声を多数いただくようになりました。
この共通の声に気づくには数年かかりましたし、その間に、自身が提供するメニューもかなり変遷がありました。
お客様との関係を育てていくことで、積み重なっていく言葉があり、自分でそれを受け入れて腑に落ちる時がやってくるものです。
強みは分かって押し売りするものではなく、お客様との関係を育んでいく中で、自然と明らかになってきます。
お仕着せの強みをアピールしても、着せられたお洋服みたいになりますよね。
もっともっと売れたいと思うときに、強みはあらためて考察することにしましょう。
まずは、お一人お一人のお客様を最大に大切に。それを続けていけば、必ず愛されるセラピストになりますから。
探偵なめこ(笑)
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掲載元:自身の強みは、お客様が教えてくれるから自分で探さなくても大丈夫
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