旅するスピリチュアル・カウンセラー竹内ミカ
私がよくお話しするエピソードに、焼き芋トラウマがあります。
「焼き芋買って」と母に言ったら「高いからダメ」と言われた幼少の私は傷つきました。
それを引きずって「うちはお金がないんだ」と物語を勝手に作りだし、親に買ってもらうことはいけないことだと決めていったのでした。
セラピーを学び始めて、改めてそれを確認してみたところ、「あなたはそう言うけど、お母さんはしょっちゅう作ってあげてたのよ」と言うんですよね。
だけど、記憶にない。(笑)
子どもの思考は、欲しいときに欲しいものを手に入れられなかったとき、自分の都合よく物語を作るのを実感しました。
今はもうトラウマ克服しているので、焼き芋を自分で買えるし、プレゼントでいただいたりもします。
さて、ケンさんと一緒に暮らし始めた最初のクリスマスに、彼がファイバーツリーを買って帰ってきました。
私はとっさに、「そんなん、どこ置くの?」ぐらいの反応をしたのだけど、彼は私の反応に寂しそうでした。
転勤族で育った彼は、自宅にツリーがなくて、友達の家にあるのを羨ましく思っていたんだって。
しまった!と思ったけど、もう遅い。
いつか挽回の機会をと思ってタイミングを待っていました。
湘南へ引っ越してきたとき、予算は問わないから、好きなものを吟味して買いに行こうと提案しました。
返ってきた言葉は「おっとこまえ~!」ですよ。(笑)
茅ヶ崎ニトリへ行き
平塚ららぽーとのFrancfrancへ行き
テラスモール湘南を巡回し、ツリー、装飾、電飾、すべて違うお店で買い揃えました。
2巡目行ったお店もありました。
あれこれ悩んでいる様子が、とても楽しそうでした。
あらゆるお店をチェックして買い揃えたので(しかも予算なし!)大満足してもらえました。良かった良かった。
さて、
ケンさんが完成したツリー写真をお母さんに送ったら、
「うちにもあったね~」
の返事が来ました。(爆笑)
事実としては、小さい卓上ツリーがあったんだって。
だけど少年ケンさんは大きなツリーが欲しかったから、記憶の中で無かったことになっていたんですね。
こういうエピソード、私はすごく面白いと思うんです。
長い間、勝手に傷ついたり恨んだりしていたのに、事実が分かったとたんにひっくり返る。
そして、大人の自分が、傷ついた自分を癒して解決してあげられる機会が来るんですよね。
トラウマだと思っていることは、大人の自分がもう一度見直したら、何か手を差し伸べてあげられるかもしれません。
ある年は、玄関の大型アート「イエスの系譜」に、メリークリスマスが掲げられていました。(爆笑)
こういうケンさんのセンス、私にはないので羨ましいです。
そして極めつけはこれ。
自由にさせてたら、とんでもないことになっていました。
ま、いいですよ、本人に取っての癒しなので。
今日はトラウマを楽しく克服したエピソードのご紹介でした。
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掲載元:トラウマ克服物語 焼き芋とクリスマスツリー
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