旅するスピリチュアル・カウンセラー竹内ミカ
「全然気にしてないよ」と言うその人の言葉や態度全てが、「私は本当はすごく気にしている」と表現していること、ありますよね。(笑)
ほんとうに気にしていなかったら、そのことについて思いが及びません。
キーワードやトピックは目の前を流れていき、思考に引っ掛かることがないからです。
この「引っ掛かり」は、言葉と感情反応を通じて表に現れてきます…つまり、「表現」されます。
20年ぐらい前のこと、クライアントがランチのお店を色々と提案してくれました。
一軒目は〇〇駅前にあるロシア料理で歌手の〇〇さんのお姉さんのお店なんですけど、
二軒目は麻布にあるイタリアンで芸能人の〇〇さんが通っているお店なんですけど、
三軒目は以前は六本木にあって、テレビで紹介されてから有名になって赤坂に移転したビストロなんですけど、
…と提案してくれたのだけど、情報が多すぎて、提案が頭に入って来なかったんですね(笑)
「どうしてお店ごとに芸能人の情報がついてきますか?」と質問してみました。
すると、彼女が懇親会の幹事をした際に、参加者からお店のチョイスについて馬鹿にされて傷ついた経験があるのだと教えてくれました。
表現の中には、相手のことをより知るきっかけが存在しています。
このケースについても、この人は芸能人が好きなんだなと解釈してしまえば、それ以上のことを知ることはなかったかもしれないと思うのです。
こだわりの中には、理由があり歴史があり、その人らしさを築いている要素が隠されています。
ふと引っ掛かりを感じた時には問いかけてみると、本人も気づいていなかったような過去の傷に気づき、癒しが起きていくかもしれません。
なんでそんなに情報たくさんにされるんだろう?と捉えるのではなく、その奥に何かがあるかもしれないと問いかけを(笑顔で)してみましょう。
笑顔で質問しないと、尋問しているみたいになったり、批判しているみたいに伝わることがあります。
いちばん練習できるのは、身近にいる家族や友人です。
素朴に質問してみることで、相手の過去を知ったり、性格を形成している理由についてを知ることもできます。
そして、本人も、蓋をして閉じ込めていた感情に改めて向き合い、乗り越えていくきっかけになるかもしれません。
向き合って乗り越えてしまうと、もうそのことに引っ掛かりを感じなくなります。
ひとつひとつ、無意識が表現を通じて教えてくれているサインを拾って書き換えていき、自由をまたひとつ手にしていくというプロセスが私は大好きです。
5月度の遠隔セッションは、6月1日~3日に行います。
過去と現在を癒し、未来を創造するエネルギーワークです。
掲載元:原因を見つけて解消すると、記憶と性格が変化します
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