旅するスピリチュアル・カウンセラー竹内ミカ
孤独感は、誰しも持っている感覚のひとつでしょう。
その感覚に対して、耐性の強度には個人差がとてもあることを実感しています。
会話が思い通りにいかない瞬間に「やっぱり私のことを誰もわかってくれない」と思う人。
自分が考えた企画にお申込みがなくて「私はひとりぼっちだ」と思い込んでしまったセラピスト。
離婚して「もう誰も私を愛する人はいない」と思った人。
こんな風に、孤独を感じるとき、引き金となる出来事が存在します。
前提に「私は孤独だ」という観念があると、引き金となる出来事が起きるたびに、引きこもる側へと向かってしまいがちです。
人は人で磨かれるようになっています。
不安や怖れを超えて人と出会っていくことでしか、孤独感は解消されないのです。
毎年、節分・立春に紀伊半島を一周する巡礼の旅をしています。
私自身は20年以上続けていて、10年前からはご縁ある方も一緒に参拝するようになりました。
他人と3泊、4泊と旅を一緒にしていくことは、そういう環境に慣れていない限りは緊張やストレスも伴います。
セミナー数時間だと隠せても、数日間となると、素の自分が出てきます。
そんな自分をさらけ出しても受け止めてくれる仲間や、互いに助け合う環境を体験し、人と自分を信じるという大きな癒しを得ていく人もいます。
今年の旅に参加した恵理さんが「ずっと自分は孤独だと思ってきたけど、こんなに人に恵まれていたことに気づいた」と感想を分かち合ってくれた時、その場にいた皆さんも涙ぐみました。
自分が普段いる場所から離れて、いつもと違う人達と一緒に過ごすことで、意識は多いに刺激を受けます。
いつもと違う体験は、気づきをもたらしてくれます。
私自身、数えきれないほど思い込みに向き合ってきました。
乗り越えてから振り返れば、そんなに頑なに握りしめなくても良かったという思い込みも多いです。
疑いを超えるような体験が起きるかもしれないし、頑なな自分を壊すようなことが起きるかもしれません。
疑いが強い人は、とことん疑うと良いでしょう。
ほんとうの答えは自分の中に見出すしかありません。
疑って答えにたどりつく人も、
信じ抜いて答えにたどり着く人も、
目指すゴールは同じなのかもしれません。
外へ出て、人に触れましょう。
それが孤独感に変化を起こすいちばんの方法です。
超絶・疑い深かった私は、学んだことで理解を深め、人と関わることで智恵へと落とし込めたように思います。
学ぶのは自分の中での作業。
実践するのは外で誰かと接していく中で体験する作業です。
それらは人生の両輪だと私は考えています。
5月度の遠隔セッションは、6月1日~3日に行います。
過去と現在を癒し、未来を創造するエネルギーワークです。
掲載元:「孤独だ」という思い込みが外れる条件。
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