真木あかり氏
2024年8月20日、水瓶座で満月が起こります。時間が3:26、その1分後に月はボイドタイムに入って朝にはうお座に移動します。つまり寝て起きたらもう満月ムードは消え去ってスッキリうお座タイムになっています。日付も変わらんとする頃に書いているこのブログ、もう出遅れ感しかなくて大変恐縮なのですが、振り返りをしたい方もいらっしゃるかと思いペンを取りました(手書きかい)。
さて今回の満月ですが、VOGUE様にていつものごとく記事を書かせていただいています。
今回の満月はみずがめ座の終わりの方で起こり、おうし座の終わりのほうにある天王星とタイトなTスクエアという配置となっています。Tスクエアというのは、惑星同士が葛藤を生む90度(スクエア)が2つつながったもので、強烈な緊張と困難を示唆します。そういえば道路のT字路は正しくは「丁字路(ていじろ)」だそうですが、Tスクエアを見るたびに「もしかして丁(てい)スクエアなのでは」と思ってしまう自分がいます。なんかこう……そこはかとない和風感に毎回、フフッとしちゃうんです。っていや大丈夫です、ティースクエアです。
で、この丁 いや違うTスクエアなのですが、強烈な葛藤ではあるのですが「葛藤を乗り越えることで強さを手にする、切磋琢磨の星回り」でもあるのです。負けない、と決めた人にはチャンスとなる。そうした意味で、なかなかに使える機会であるとも私は表います。もちろん人生は頑張れるときばかりではありません。重く冷たい泥のなか、身動きすらできないときは大きな困難を避けて静かに過ごすのが精一杯、ということでいいんです。ただ、もし元気があるなら「好機にするぞ」と思ってみるのもいいのではないかと思います。
満月のTスクエアには「自由と改革の星」あるいは「ブレイクスルーの星」と呼ばれる天王星が絡んでいます。天王星はみずがめ座の支配星ですから、天王星らしい突発的な変化、手放しといったものを経験する人もいらっしゃるかもしれません。でも、それは恐れるものではなく、そうした思い切った選択をして初めて「満ちたあとの、次」が開けるということなのだろうと思います。
この日は、実はもうひとつTスクエアがあります。向かい合う金星と土星に対し、火星と木星が重なるかたちでTの頂点となるTスクエアです。おとなしく“お気持ち”重視でまとまろうとするものに対し、もっと弾けよと強烈な葛藤を生む組み合わせです。闘ってでも、突き破りたい葛藤があります。ルールや制限のなかでどう折り合いをつけておとなしくブチ上げていけるか、腕の見せどころなのだと思います。
満月は不動宮のTスクエア、決められず変えられず膠着状態になりやすい配置です。もうひとつのTスクエアは柔軟宮、あらゆる方向に配慮を巡らせた結果いろいろギリギリになりやすい配置です。もういったいどうすりゃいいのと思うばかりですが、「個」を重視するみずがめ座の満月が、その答えなのでしょう。社会のなかで生きる自分が、結局はどうしたいか。そこに、かかっているように思います。
どなたにとっても、良い満月となりますように。
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もちろんお休みの媒体さんには前倒しで原稿を送っておりますので、どうぞご安心を!編集者さんから「お盆の間にやれ」と無理強いされているわけでもありませんし、私が遅れを出して休日出勤を強いているわけでもありません。私が書きたいものを書いて、それがうまいこと編集者さんのリズムと合ってちょうどよくまとまって、いい夏だったなあと思ったのでした。
掲載元:2024年8月20日、水瓶座満月。葛藤を超えていこう、「自分がどうしたいか」を見定めて。
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