真木あかり氏
2024年12月1日午後、いて座で新月が起こります。12月は新月が2回あって、12月31日はやぎ座新月です。こうしたことはちょいちょい起こる現象で、前回は2022年5月に起こりました。当然ながら毎回、月の始まりのほうと終わりのほうで起こるのですが、12月という「終わり」の月の、最初と最後の日が「はじまり」で、明けて新しい1年がスタートするという配置はなかなか面白いなと感じます。この12月は1年の終わりでありながら、”締め”のムードよりは「大きな始まりのための小さな始まり」のムードをはらむのかもしれませんね。
新月占い、JUNさまで書かせていただいていますので、ぜひご覧になってみてください。
新月といえば「スタート」のタイミングです。いて座で起こる新月ですから、旺盛な好奇心と向学心、飛んでいく矢のごとくまっすぐな「ここではないどこか」への憧れ。楽観と希望に満ちた新しい動きが、ここから始まっていきます。
ただ、同じいて座ではコミュニケーションやビジネスを司る水星が逆行中。楽観に偏りすぎるとハプニングを招いたり、時間間隔がフンワリしたり、「wwwwwwwwwww(笑うしかない状況)」になったりするかもしれません。進展も、どこかモッサリした感じでぱっとしないことが多いでしょう。敢えて地道に、ゆっくりと進む。回り道も楽しんでみる。道に迷ったら「裏道に詳しくなった」と思ってみる。そうした心意気が、この時期だからこそ得られる幸運につながっていくのだろうと思います。
そういえば私もいて座なのですが、原稿を書こうと仕事場に行って、鞄を開けるとノートパソコンのみ。キーボードとトラックパッドが入っていませんでした。いやまあノートパソコンがあれば書けるんですが、キーボードを酷使しすぎてMacBookを毎年あの世送りにしていたため、外付けキーボードで原稿を書いていたのです。すまんな儂(わし)のタイピングが北斗百裂拳であるばっかりに……おとっつぁんそれは言わない約束。そんなことはどうでもいいのですが、また破壊王と化してしまうのではと恐れつつ原稿を書きました。あとは「12年に一度の耕運機」と書いたり「嬉しい天界もあるでしょう」と書いたり、それはそれはもう……この時期に本を出すのが恐ろしいです、水星逆行は12月16日まで続きます。ちなみに本(2025年上半期運勢本)が出るのは12月15日です。ヒィー
この新月は土星とスクエア、摩擦が生まれる角度を取っています。ストレスやプレッシャーを感じることもあるかもしれませんが、楽観的に使えば楽観性に「程よい慎重さ」として効くのではないかと思っています。苦言、忠告、上司の圧などは恐れすぎず、さりとてスルーもせず、「どうもッス」と前向きに受け止めていくといいのかなと思います。
俺たちの2024年はこれからだ!どなたにとっても、良い新月にしていかれますように。
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<近況>
9月からスケジュールが激アツなまま12月になりました。編集者さんとやるかやられるかの状況に……いやそんな物騒な関係ではなく皆さん理知的で気配り上手で私に北斗の拳のイメージを重ねる心優しい方々ばかりなのですが、今年も寿命が300歳くらい縮んだような気がいたします。でも楽しい!こうやって文章を書いている時間がとても嬉しいです。あと1ヵ月、頑張りたいと思います。
掲載元:2024年12月1日、射手座新月。道に迷ったら、それは「裏道に詳しくなる」ということ。
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