真木あかり氏
2021年12月4日、いて座で皆既日食が起こります。今回は南極で観測できるとのこと、壮大な天体ショーが写真などで見られたらいいですね。さて、日食というのは新月のスペシャル版。新月が持つ「スタート」という意味がより強調されます。太陽という「自分がエネルギーを向けるもの」がいったん隠される、暗闇になることから「ゼロベースからの再出発」「スイッチを切り、再起動する」といった意味合いで受け取るといいのかなと思います。このキーワードから、何か思い当たることはあるでしょうか。ちょうど気持ちの区切りがつけられそうなことがあるのなら、まさにグッドタイミング。この日食から向こう1ヵ月くらいのあいだに、行動を起こしてみるといいきっかけにしていけます。
日食ということで、人との縁に関するテーマでもあるでしょう。この場合は、
- お互いに高めあえない関係性になっている場合は、一度再出発することもプラスに
- 大切にし、大切にされる間柄になれない人とのご縁は、手放していく
- 過去をきちんと「終わったこと」にして、前を向く
- 始める前に、まず終わらせる。気持ちの整理をつける
といったあたりが、重要なテーマになると考えます。これは単純に今だけの話ではなく、少なくとも半年スパンで「選んだことと、起こったこと」を見つめ、選択したことを自分になじませていくことになるのでしょう。いて座の日食です。選択の先にはどこまでも広く自由で、現状にとらわれることのない未来が待ち受けているのでしょう。自分だって幸せになっていいんだと、何の根拠もなく思えるようなタイミングも訪れるのでしょう。
私は皆既日食を観測したことがないのですが、太陽が完全に隠れた瞬間、あたりは暗くなり気温もスッと下がるのだそうですね。まあそれを教えてくれたのは以前、付き合っていた男でありまして「インドネシアで燃え盛る火を前に踊り狂いながら皆既日食を見るとすごい」という完全にいらない情報も同時にインプットされたわけですが、つい今しがたまで明るい光に満ちていた世界がにわかに暗くなり、ゾッとするような寒さが一瞬にして訪れる――太古の人々が凶兆と考えたのも実によくわかるように思います。ただ、太陽はほどなくして、必ず光を取り戻します。一度「無」になっても、必ず光は見えてくるわけです。
終わりがあるから、始まることもあります。終わらせるから、始められることもあります。この日食を経て何らかを「無」に返す選択をしたとしても、きっと新たな可能性を手にすることになるでしょう。失意のズンドコいや違うどん底にあるとき、人はとてもまた光が見えるようになるなどと信じられないものです。もう一生、暗闇のなかで過ごすのではないかと思ったりもするでしょう。それでも、暗闇の先にある光を信じていいのではないかと、日食のときは思ったりもするのです。
どなたにとっても、よい日食にしていかれますように。
(取るに足らない近況は最下部にあります)
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(取るに足らない近況)
そろそろ「俺たちの2021年はこれからだ!」とツイートする季節がやってまいりました。まあそれはいいんですが(いいのか)今のマンションに住んで3回目の冬を迎えるわけですが、12月なのに暑いのです。以前のマンションでは、12月になろうものならもう大変でした。吐く息は白く手足はしびれ、暖房をつけているのに来訪した友人たちが全員コートを着始めるという有様。屋外だと言いたいのか。しかし引っ越してみると、急に暖冬になったのだろうかと疑うレベルで今の家が暑い。12月に入ってもまだ夫はTシャツ・短パン・素足で冷房をつけている有様です。暖房は入居して1年目の冬に試運転をしたところ、蒸し煮が2体できあがりそうになったのでそれ以来つけていません。夫は「ほら……うちパソコンがたくさんあるから……排熱で……」と言っていましたが本当か。まあ、かつて貧乏だった頃に寒くて寝られず、ジョギングをして温まったところで即寝るということをやっていたので、暖かいのは幸せなことではありますが。今ですか?もちろん半袖&裸足です。
掲載元:2021年12月4日、いて座皆既日食。闇のあとには、光があるから。
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