CHIE
面白い本を読みました。千秋さんが#千秋読書クラブというタグを付けて定期的に読んだ本をSNSでアップされているのを見て惹かれた本。内容は元ヴィレヴァン店員で本好きの主人公が出会い系サイトに登録し、知り合った初対面の人にぴったりな本を紹介していく実録小説なのですがポップな色使いの装丁やタイトルと裏腹に真面目で人と向き合う中で自分と向き合って自分を変えていく主人公の姿に感動する素敵な本でした。本の中で、主人公がヘビーな状況を抱える“あみちゃん”という女性と出会い、その女性に合う本を心情を察しながら捻出するシーンがあるのですが「極限まで暗い作品にしか救えない人の心もあるから、この作品があみちゃんの心を癒してくれるといいな。」という文を読んで、そう、それそれ!と頷いた。本や文章って「救う力がある」といったら恩着せがましいかもしれないけどすくう(掬いとる、scoopのほうね)の力があると思っています。社会からはじき出されていたり、底に沈んで埋まっていた感情をこっちだよって下からすくい上げてくれる。暗くて後味悪い作品でも主人公の気持ちに共感したり、自分では掴みきれないもやもやした気持ちをうまく言語化してもらえることでスッと楽になることがありますよね。共感するのって浄化と同じなんです何かに、「うわ〜分かる!」と共感した時の感覚を思い出してみて下さい。共感と共に浄化され、ほっとする安堵感を覚えてそれ以上考えなくなると思います。共感することで、カルマの粒がプチ続きをみる
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掲載元:何かに共感した時は浄化した時
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