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スペイン巡礼はよく雨が降るの?巡礼達成者が解説!

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こんにちは。22歳の現役バックパッカー「ずい」こと豊嶋涼太朗と申します。

先日、28日間にわたる「スペイン巡礼」を終えました。約5ヶ月にわたるぼくの旅も残すところあと1週間。バルセロナ滞在を残すのみとなりました。

さて、今回はスペイン巡礼の「雨」について、約920キロを歩き抜いたぼくが解説します。スペイン巡礼を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

それでは今回もどうぞよろしくお願いします。



スペイン巡礼はよく雨が降るの?


ぼくが訪れたのは10月中旬から11月上旬。巡礼の前半にあたる10月中旬は、比較的雨は少なかったです。

ほぐが巡礼をはじめる前日に大雨が降ったそうですが、その後は幸いにも天候には恵まれました。初日のピレネー山脈越えも、晴天の中歩くことができました。

ただ、巡礼の終盤であるガリシア地方では、非常に雨が降りました。気温も低く、山道を歩くときには雪が残っていることもしばしば。

毎日が豪雨と言ってよいほどの雨で、この時はさすがに苦労しました。目的地「サンディエゴ・デ・コンポステーラ」に着くまでの1週間は、ほとんど晴れ間を見ていません。

スペイン巡礼の雨で困ったこと


アルベルゲ(巡礼宿)は基本的に一泊しかできません。そのため、巡礼者たちは雨の日も、歩くことを余儀なくされます。降りしきる豪雨の日もおかまいなしに、です。

スペイン巡礼の雨で困ったことは、主に以下の3つが挙げられます。

持ち物が濡れる

言わずもがなですが、本当によく濡れます。笑

ぼくはちゃんとした雨具を持っておらず、手持ちのタオルやザックカバーをバックパックに被せ、なんとかしのいだという具合です。

それでも損失はあり、1番は、浸水によりスマホの画面が壊れてしまったことです。液晶が変になっただけで、使用自体に問題がないのは不幸中の幸いでしたが、当時は本当に焦りました…。今の時代、旅におけるスマホは命の次に大事といっても過言ではありませんね。

浸水被害にあってからは、電子機器もジップロックに入れて厳重管理です。笑
みなさんは油断なさらないように!

洗濯物が乾かない

これは日本でも同様ですが、旅だとことさらに重大な問題になります。

翌日が晴れの場合、バックパックにぶら下げて天日干しもできるのですが、連日の雨ではそれもできません。初冬のヨーロッパでは、室内干しでも乾くはずはなく、半乾きのまま、バックパックに詰め込むしかないこともしばしば。

しかしながら、バックパッカーの荷物は最小限です。ぼくも各下着2着ずつしか持ち合わせていないので、雨の日に濡れたままだと、次の日着れるものがないわけです。

泣く泣く宿の乾燥機を使うこととなり、毎日3-4ユーロ(約400-500円)を支払い続けていました。これはなかなかに痛かった…。

肉体的・精神的疲労


最もしんどいところですね。雨の日に歩くことで体力が消耗されるだけでなく、なにぶん、歩くところはほとんどは山道。ですので、休憩する場所がありません。

休憩場所はあっても、豪雨で椅子も水浸し。かといって山道に座り込むにも、濡れているために座れず…やむを得ず、歩くしかありません。宿に着いた頃にはもうヘトヘトで、毎日洗濯物をなんとか済ませては、ベッドに横たわる日々でした。

そして雨の日はとりわけ、精神的な疲労を感じたように思います。

雨で濡れるためスマホも取り出せず、気を紛らわせるための音楽も聴けず。雨音だけが鳴り響く山道をひとり、黙々と歩き続ける。

考えもどんどんネガティブになり、毎朝出発するのも億劫に。「さっきの街に引き返したいなあ」「ああ、早く帰りたい」そんなことばかり考えながら、なんとか35キロ歩ききった日もあります。

今考えても、豪雨ばかりだった最後の1週間は苦しかったですね。一方で、自分の弱さとも向き合えた時間でもあったと感じています。



スペイン巡礼におすすめな雨具

雨合羽

傘をさして歩いている巡礼者は、ぼくが知る限り見たことはありません。山道を歩く上での安全性を考えても、雨合羽やレインコートを用意しておきましょう。

スペイン巡礼で最もポピュラーなルートである「フランス人の道」を歩く場合、はじまりの地である「サン・ジャン・ピエド・ポー」にて、雨合羽は購入することができます。旅人で持っていなかった方も、10ユーロ(約1300円)ほどですので、ぜひ。

ザックカバー


あなたの相棒を守るためのザックカバーも重要です。ぼくは1000円程の安物を使っていますが、それでもなんとかなります。とりあえず購入しておきましょう。

衣服


旅をする上ではあまり速乾性は気にならなかったのですが…。スペイン巡礼に来てはじめて、登山用品を購入しなかったのを少し後悔しました…。雨続きのなか、すぐ乾くというのはとても大事ですね。

ジャケットやシューズについては、ゴアテックス素材のものがおすすめ。画像はトルコで購入したぼくのシューズですが、防水性は抜群。900キロ以上にわたり、ぼくの足を守ってくれました。

今ではこの靴も、かけがえのないぼくの相棒です。靴はほんとうに、お金をかけるべきだとぼくは思います。

番外編・ジップロック


旅人の間では、荷物の小分けに便利といわれるジップロック。スペイン巡礼においては、防水性という意味で絶大な威力を発揮します。

写真はジップロックに入れた電子書籍とメモ帳。これに入れてさえあれば、いざという時も一安心。

スマホなど、小型で超重要な持ち物は、とりあえずジップロックにいれておきましょう。

まとめ

今回はスペイン巡礼中の雨について、ぼくなりの視点から解説させていただきました。

巡礼を続けていると、時には雨ばかりの日もあるかもしれません。しかしながら、それもまた演出。乗り越えた先にはきっと、素敵な景色が待っているはずですよ。

ぜひ、参考にしていただければ幸いです。ありがとうございました。

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