スピリチュアブレス
易学には64卦のそれぞれ物語があります。
漢文から日本語に訳され、古来中国の風土に合わせたストーリーで解説されているので現代の日本においては卦の意味を想像しずらいのも現状です。
それらをいかにしてわかりやすくイメージとして落とし込むことができるのかが自分にあった本選びの最初のポイントです。
世の中には易学について書かれている書籍は沢山あります。
実際に易学に興味を持ち、本を探し始めてから自分にあった内容や文章を見つけるまで時間のかかるものとなります。
今の人生に沿った形で表現されている本に巡り会うことは、今、この瞬間に必要な人生の師匠に出会うのと同じだからです。だからこそ、一冊の師に出会い、自分と感性が違うという理由のみに限定せず、自分のことをわかってくれる師匠となる書籍選びが易学の扉を開く最初となります。
龍羽台湾流易占カード・解説本
こちらの書籍には、64卦の意味を絵柄で表現されたカード付属されています。
絵柄の説明と共に解説本を見ていくと、質問した内容と答えが一致しやすくなり、絵柄のみでもどういった内容であるのかがわかるようになってきます。
著者:龍羽ワタナベ
本の著者であり、台湾で活躍する占い師。日本のみならず台湾でも様々な書籍を手がける人気の占術者です。実業家としての一面もあることから経営者としての視点で企業にアドバイスをしていくなど多方面で活躍中です。
易経精義
漢文の明記の後に日本語の直訳がされており、訳された文章を更にわかりやすく解説された一冊です。
著者ごとに思想や経験などといった純粋さが失われていない書籍になります。
原文に近い内容が記されているので、余計な思想を排除したものになるのでより精度の高い占い結果を示すことが可能となります。
著者:鹿島秀峰
運命学に興味を抱いた著者は、後に古易書を紐解くことになります。18歳の頃のこと。
それ以来運命学への憧れと探求は続き、姓名の神秘に出合い、30年の姓名術の研究を経てから独自の鹿島流姓名術を確立しました。
周易をはじめとして気学、四柱推命術、陶宮術などの占術を探求と研究をし、より深いものへと洗練させていきました。
こちらの書籍は、高度な仕組みを持つ易学を著者が研究の末にまとめられた一冊となります。
「易」心理学入門: 易・ユング・共時性
易を一つの宇宙理論に置き換え、様々な視点から易学を解く貴重な書籍ではないでしょうか。
易の成り立ちから、爻の仕組みといった表面のみに見えている易の流れがどのようにして組み立てられているものなのかを理解していく手がかりとなります。
理論派の方におすすめの一冊です。
著者:定方昭夫
人の中に眠る心理とは何かを追求し、東洋思想、東洋医学、そして易学と人間の心理との関わりを主な議題として研究している日本の心理学者です。
もっとわかりやすい易占い
こちらの書籍の特徴は、コイン3枚からできる易学について書かれています。
易をより身近な視点から、人生の選択と決断を後押ししてくれる一冊になります。難しい道具を必要としないため、易学を始めたい方や易の世界を覗いて見たい方はこちらの書籍は参考になります。
著者:マギー
占い師にして占術研究家でもあり、様々な視点から占いを通して運勢を判断している実力派です。
すべてがわかる384爻易占い
特徴は卦の読み方と文書の流れがとてもスムーズで感覚的に易学を日常生活に取り入れられるように作り込まれています。
著者:水沢 有
易の中にある宇宙の探求者。易学、人相、用気術の世界に魅了された著者は、様々な視点からより良い運勢の運び方を学ぶ研究者です。著者の書籍に魅了された方も多いはずです。
まとめ
易学に関しての書籍は日本にたくさんあります。そのどれもが易=宇宙なのです。
易の世界から見える宇宙の姿は、方位磁針をイメージしてもらえるとわかりやすいと思います。
北、南、東、西といった四方と北西、北東、南西、南東を加えた八方に陰陽(天と地)を与えたものが易学の基礎となります。
自己を中心とした360℃全てが宇宙であり、全ては無為自然(むいしぜん)の中にあることを示しています。
無為自然とは自然の成り立ちを表し、自分の選択は他を動かし、他の働きは更に多くの他を動かしている意味を持っています。その自然的な流れは、何れ自分の元へと帰還していきます。宇宙を示し、自然の働き全体を見ることができるのが易学で体現された宇宙なのです。
正解などはありません。著者ごとに展開された小宇宙の渦のどれもが正しいのです。
書籍選びに必要なことは自分にあった宇宙感を見つけ出すことにあります。自分の求めている世界と合致するものを見つけたとき、そのときこそ易学の世界へと引き込まれる瞬間になります。
まずは様々な書籍の探検に出かけてみてはいかがでしょうか。
易学を知ることはより深い自分との信頼関係を築いていくチャンスでもあります。
易学という扉は新しい縁を結んでいく切欠となるかもしれません。
掲載元:易学の初心者入門から上級者まで厳選!5つのおすすめ本とは
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