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「お稲荷さん」の愛称で親しまれているお稲荷様。お稲荷様の御分霊(わけみたま)である神璽(おみたま)を授かって、守護神としてお祀りすることがあります。総本宮は京都市の伏見稲荷大社にあります。
商売繁盛、心願成就などとして、お祀りしている方も多いかもしれません。神璽は紙のお札とは異なるので扱いも異なります。きちんとお祀りすることで、ご利益を頂くことができます。お稲荷様のお祀りの仕方やNGなどをご紹介します。
お稲荷様の祟りとは?
お稲荷様は「稲荷大明神」と呼ばれています。「稲生り(稲が生る)」を語源とし、表記方法は「稲成」「稲生」「伊奈利」などになります。「五穀豊穣の神様」として古くから信仰されています。
「稲荷神社は一度拝んだら一生拝まないといけない」「お稲荷様の狐の霊の祟り」などという噂があります。稲荷神社だけではなく、神様をないがしろにすることで罰が当たると言われていますが、きちんとお祀りしていると問題はありません。
むやみに怖がる必要はないですが、願い事をしたなら、きちんとお礼参りをしましょう。「稲荷を祀ると3代で家は潰れる」とも言われており、自宅に稲荷社を勧請している場合は、きちんとお祀りしましょう。
受け継いで勝手に撤去などをすると祟りを受けることがあります。一度決めた場所を軽々しく動かさないことが基本ですが、撤去する際にはきちんと神舎にお願いし、本都御座(もとつみくら)にお帰り頂く儀式を行いましょう。
お稲荷様の凄いご利益
稲荷といえば守護獣として狐形の像が置かれているので、狐という印象がありますが、稲荷神社は、「豊受宇迦之御魂神(とようけのうかのみたまのかみ)・倉稲魂命(うかのみたまのみこと)」をお祀りしています。狐は本殿の外で狛狐として立っており、神様の眷属になります。
江戸時代に五穀豊穣を祈って大量に建設されているので、全国には主祭神と祀られているのが2970社、境内社・合祀など全ての分祀社では32000社あります。京都市伏見区深草にある伏見稲荷大社が神道上の稲荷神社の総本宮となっています。
平安時代には良縁を願い、現在では、商売繁盛・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達の守護神とし信仰を集めています。
お稲荷様の祀り方・お供物
お稲荷様の祀り方は、他の神様とは少し異なります。御神体として、お稲荷様の御神璽を授かることを「稲荷勧請(いなりかんじょう)」と言い、専用のお宮に納める必要があります。
御神璽を授かる際には、サイズがあります。サイズに合わせてお社を準備します。室内でお祀りする場合は、お稲荷様専用の神棚にお祀りします。
御神璽をお社にお納めすると扉には金具がついていますのできっちりと締め、一度締めると開けることはありません。清浄で静かな場所の、人の目線より高いところに設置しましょう。
神棚の向きは東向きか南向きになるように設置します。神棚の上階を人が通る場所に設置する場合は、「雲」「空」「天」などの文字を墨書きしたものを貼っておきましょう。
瓶子(酒)、水玉(水)、白皿2枚(米、塩)、神鏡(1個)、ローソクを準備します。お社の前に赤い鳥居と神狐を備えます。お供え物は、米・塩・水の三品が一般的です。米・塩・水は神饌(しんせん)とも呼ばれ、毎日取り換えます。向かって右側に塩、向かって左側に米をお供えします。酒は瓶子(へいし)に入れて供えます。
神棚のお祀りに欠かすことのできない榊(さかき)は、「栄える木」と呼ばれていたのが語源となり神聖な植物です。神棚の左右に一対になるようにお祀りします。毎日榊立ての中の水を入れ換えしておきましょう。榊は毎月の1日と15日に新しいものにします。
「二拝二拍手一拝」で参拝します。毎日お参りすると共に、お供物を捧げることで感謝の気持ちを表します。
お稲荷様の日
和銅4年(711年)2月初午の日に稲荷大神が稲荷山に鎮座したゆかりの日になります。2月最初の「午(うま)の日」に全国各地の稲荷神社で「初午祭」というお祭りが行われます。その年の豊作を願って稲荷神社を参拝します。
現在では、五穀豊穣だけではなく商売繁盛、家内安全、芸能上達、産業興隆、交通安全の守護神として信仰されています。2月の初午の日に稲荷山へお参りすることを「福参り」と呼ばれています。
【初午の日】
初午の日は毎年変わります。
2022年2月10日(木)
2023年2月5日(日)
2024年2月12日(月)
お稲荷様にNG なこと
お稲荷様は穀物の神様であるために、火がでるものを嫌われます。お祀りしている場で、タバコを吸うのはNGです。
まとめ
お稲荷様は五穀豊穣として信仰されていましたが、今では商売繁盛・産業興隆・家内安全・交通安全・芸能上達の守護神として信仰されています。稲荷神社の総本宮は、京都の「伏見稲荷大社」です。
自宅にお祀りする際には、神社にて神璽を授かり守護神としてお祀りしていきます。お授け頂くためには、神璽勧請して頂き、きちんとお祀りしましょう。
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掲載元:【お稲荷様】の祟りは怖いの?ご利益が凄すぎる!祀り方やNGなこと
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