さとうみつろう
国際条約で伐採が禁止になった、台湾ヒノキ。日本の神社仏閣に乱獲して使った最高級材。日本が台湾を統治した1900年代初頭、もう日本国内には「大口径」のヒノキが残ってなくて、手つかずの自然があった台湾を統治したことで、「ラッキー」と、ばっさばっさと伐って日本へ輸出。明治神宮の大鳥居や、燃えた首里城にも。新しく建設中の首里城には、もう使えなかったらしいけど。そうして、新たな伐採は禁止されたけど、今も「風で倒れた木」とかが商用されていて、3月に、我が家にその木材が1つやって来た。そして、なぜか1週間前から急に、そのヒノキが芳醇な香りを出している。たぶん、季節の変わり目に、周囲の湿度との関係性とかで、内側に溜め込んでいた水分を放出する時に、精油成分も揮発してるのだろう。でも、「急に」香り出した芳醇なヒノキ臭が、ほんと不思議すぎる。さて。火災で燃えたのが、ちょうど6年前の今頃。2019年の10月31日、翌年から3年間の世界的なパニックを予言するかのように焼失。そんな首里城の新築工事で、周りを囲んでいた足場が取れた。県民にとって、6年ぶりの「首里城」がお目見え。そんなタイミングで。何かを知らせるかのように、僕のデスクの背後から、台湾ヒノキが香り出した。秋、深し。↓6年前のいまごろ↓ さとうみつろう『県社:沖縄神社〜首里城が沖縄人をたくましくした〜』「どうしてこのタワーマンションが35Fなのか分かりますか?那覇には暗黙のルールがあり、首里城より高くなるような設計は出来ないのです。本当は40F以上でも需要は続きをみる
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掲載元:台湾ヒノキと日本と首里城
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