旅するスピリチュアル・カウンセラー竹内ミカ
世の中には様々な価値観の人がいるので、中には、自分と相容れないと感じる人もいるでしょう。
今日は、そうした出逢いさえも気づきへのきっかけになるということを、実例を交えてご紹介します。
昨年、ある神社ツアーを開催して、日本海に面した町で朝食を取っていたときのことです。
私たちは８人ぐらいのグループだったので、ちょうど半個室のようなスペースへ案内されました。
壁の向こう側では、荒々しい声で大阪弁の男性の会話が響いています。
ここでツアーにご一緒していたＡさん、
「なんで朝からあんなに怒ってるんだろう」
と言いました。
これ、押し込めている自分の心に気づく絶好のチャンスです。
「Ａさん、どうして怒ってるって捉えましたか？逆に、ご自分で、なにか怒っている出来事はないですか？」 と、私。
「…。あ、そういえば、先週、こんなことがあったよ。」と、Ａさん。
ということで、ご自分の怒っていることについて、もう一度、改めてその出来事を違う視点で見直していったのです。
この時の怒りは、Ａさんが受講生として参加した講座で、「自分が主催者だったら…するのに」 という、自分が主催者の時にしている努力と同じようにしない他者への思いから出ていました。
怒っている人に出逢うのは、自分が何かに怒っているから。
ここに気づきを落とし込めた瞬間、Ａさんは
「おじさんが静かになってる～～！！」
と、現実世界が瞬時に変化したことに気づきました。
そう。
さっきまで怒鳴っていた、壁の向こうの男性は、すっかり静かになっていたのです。Ａさんの心の波がおさまったからね。
これは、とても分かりやすい例ですが、こんな風にして気付きへと転換することは誰にでもできます。
心がザラつく時、それは必ず心からのサインです。
つまり、苦手だと感じる人や物事に出逢ったときは、自分自身の心のことを知る絶好の機会です。
私が個人セッションの中で扱っていくのは、こうして一つ一つのサインを拾って、気づきへと変換させていく作業。
武田信玄は、自分の心の在り方について、風林火山という言葉を用いていました。
でも、それって、かなり心が磨かれていないと難しいかもしれない。
そこで私からの提案は、今日のブログと合わせてご紹介している、もうひとつの有効なワークです。
明日のブログでお話ししますね。
プライベートブログでは、お塩についてを書きました。
それでは、今日もこの言葉で。
愛は世界をつくる ～ Love makes the world. ～ 
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掲載元：苦手な人や物事に出逢ったときの、心の持っていきかた
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