口癖を変えると、世界が変わる ～セラピストのためのスピリチュアルレッスン～

旅するスピリチュアル・カウンセラー竹内ミカ　

私は仕事柄、多くのセラピストさんを育成しています。

それぞれ皆さんが、たくさんのことを学んできておられ、素晴らしいです。

仕事としてセラピスト活動をしていくのならば、技術の習得や実践はプロとして当然だと私は考えています。

ただ、自信を埋めるために、新たな技術を学ぼうとすると、それを学んでも、次の何かで別のところを埋めないと…と、学ぶことに目的がシフトしてしまいます。

飢餓感や枯渇感にフォーカスをするためです。

そうして前のめり、勇み足な方には、「まず、落ち着いて！」 とお伝えして、今この瞬間に戻ってきていただきます。
 

今、この目の前にあることに全力集中することが、セラピスト活動をしていく上で大事な力ですから、散らばった意識を今へ集中させていきます。

地に足がついていないと、何かにつけて人のせいにしてしまいます。

落ち着いて自分の中心に戻り、意識を引き戻してくるわけです。
 

さて、セラピストプロデュースの現場では、売上の柱となる事業をいくつか作っていきます。

その際に、「接面拡大」ということはブログでも何度も書いているので過去記事を参照していただくとして、
 

　　過去記事
　　　売上の柱をいくつか持つことを考える

　　　自分のやりたいことが仕事として成り立つかを客観視する力

こうして方針が出来て、メニューが固まっても、売上として数字に結果が出ない方がいます。

私にとって、「結果が出てあたりまえ」 なので、そうでない場合は、在り方に課題があることが多いです。

実は、大事なのは、日々の時間を過ごしているときの自分の在り方です。

私がコンサルティングの際にアドバイスするのは、

　外見のこと
　第一印象のこと
　言葉の使い方（の癖）
　話し方
　ときに、歩き方や所作

…といった部分がビジネスのアドバイス以外にも多いのです。

これは身近な人でも、気づきにくいポイントで、また、気づいていても言いづらいポイントだったりします。

ですが、取り入れていくと、普段の自分がバージョンアップしていくので、身近な人との関係性もどんどん好転します。

たとえば、「～が嫌いなんです」という口癖の方がいました。
 

見方を変えたり、変化を与えることで、嫌いと言う口癖を変化させてみるよう伝えました。
 

数か月経ったころ、全くその口癖が出てこなくなりました。

世界にいらだつことが減りました。

こんな風に、口癖や思考パターンからアプローチして、自分自身の在り方を少しずつ（時にはたくさん）変えていくのです。
 

セラピストとして活動するのに、その活動の時間だけでなく、日ごろの在り方が大事だとお話ししています。
 

日常生活の中で、あれキライ、これキライと言っている人は、セッションに来られた人のことも、その内容についても、キライキライと感じてしまうのです。

クライアントの幸せをお手伝いしたい仕事だったはずが、瞬間ごとにキライを見つけていたら自分も楽しくないし、クライアントも、キライビームを浴びると苦しくなります。

私自身も、キャリアウーマン時代に、事業家の父から細かい指導が多くありました。

電話の受話器を置くときに、相手にガチャン！と音が響かないように置くこと。

名刺のカッコいい渡し方。

美しい握手の方法。
 

ちょっとした応酬話法や、ビジネスレターの文言、レストランの予約のコツ、お客様をお迎えしたりお見送りする時のことなどなど。

その中でも、話し方と声については、色々とトレーニングを受けてきました。

当時は細かいな～と思いましたが、今、考えてみると、日常のあらゆる場面で、仕事をしながら教わっていたものがこんなにあったのですね。

さて、私たちが表現をするとき、声というツールを多用します。
声はコミュニケーションの中でも要ですね。

私は、昔から声の表現が一番大事ではないか思っていて、声に、その人のすべてが現れると感じています。

声に宿る、エネルギーを感じています。

雑さや、荒っぽさを感じる声もあります。

おどおどした恐れや緊張を感じる声もあります。

声は、驚くほど雄弁に、その人の波動そのものを表しています。

その声が持つエネルギーを高めていくと、人生の流れが高まっていきます。

自分で声をよくしていくには、録音や録画したものを自分で確認していくのが一番です。

プロとして、ぜひ声を改めて見直して、鍛えていきましょう。

それでは、今日もこの言葉で。
 

愛は世界をつくる ～ Love makes the world. ～

掲載元：口癖を変えると、世界が変わる ～セラピストのためのスピリチュアルレッスン～
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