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モテ薬読書感想文コンクール 大賞 発表

旺季志ずか 

大変お待たせいたしましたいよいよ大賞の発表です☆☆☆モテ薬読書感想文コンクール 大賞 北村留美さん 自分でも本を出版するぐらい本や文章が大好き。 そして自分が子供の頃から引き込まれていく文章や物語には特徴があって言葉では言い表せない魔力のようなものがかかっているような感覚になるもの、そんな本に出会うと、ご飯を食べることすら忘れて、夕暮れに真っ暗になったことすら気がつかないまま部屋の片隅で本にかじりついている子供だった。 小説家 旺季志ずかさんの本は、どの本を読んでも、子供の頃に夢中になった魔力がかかっていて、見ている私に時間を忘れさせた。 まるで、子供の頃の夕暮れに電気をつけることさえ忘れてしまったかのように魔力にかかってしまうのだ。 そして読み終えたあとには、爽快感と感動、これからの生き方すら変化していくほどの影響を受けた。 けれど、モテ薬だけは、今までの感覚とは違った。 先が気になって時間を忘れて読んでしまう魔力の他に、読み終えたあとに何か、今までと違う何かが残るのだ。それは、爽快感とも感動とも違う何か。美味しいアサリのお味噌汁を飲んだあとに、口の中に残る砂のような、ジャリッとした不快とも言えるような感覚。 そうモテ薬は、女性の中にある抑圧や欲望や野心、普段なら見たくなくて蓋をしているあらゆる闇を見せてくれる物語のように感じた。 けれど、人の闇とは、なぜこんなにもドラマティックで人を惹きつけるのだろう。 最初は女性として不信感を感じるような主人公 水澤鞠華にどんどん惹きつけられていった。 話しが展開していくにつれて心の中で鞠華を応援してしまう。女性として社会に負けて欲しくないとさえ強く思えてくるのだ。 普段は、男性に勝ちたいとか、怒りがあるタイプではないと感じていたけれど、この物語は知らず知らずのうちに集合意識の中にある男性社会の中で無意識に感じている女性の抑圧を炙り出してくる。 そして、この物語の中に引き込まれていけばいくほど、登場人物の女性たちにエールを送り続けている自分がいた。 最後の最後に、あっと驚く展開で出てくる主人公 鞠華の心の闇にさえ、彼女の魅力に見えてしまうほど、私は鞠華に惹かれていた。登場人物の男性たちが、鞠華の魅力に取り憑かれたように。 読み終えたあと、ジャリっと残る砂のようなもの。 それは社会の中に深く、根強くある旺季志ずかさんが、この世の中に訴えたかったものが、心に深く突き刺さってくる感覚。 「あの日」から続きをみる

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